綿帽子の手帖 ~別館~

頼む!頼むから槇原敬之のこの神曲たちを聴いてくれっ!!

#24 彗星

マキハラ先生の世間の認知は割と高いと思います。
それが良いイメージでも悪いイメージでも。
ただ、彼は「シンガーソングライター」ですので、やはり作り出される作品を
しっかりと評価、というか「聴いてもらいたいなぁ」というのがファンの願いであります。
 
そんな思いで草の根活動ではありますが、
ちまちまと曲紹介という名の自己満足記事をこの3か月書いてきました。
季節は初夏の装いとなってきましたが、
ワタクシの愛してやまない槇原敬之氏の誕生日がいよいよ明日となりました。
ここ何年か、誕生日記事が怪しいため今のうちに言っておきます。
 
 
 
マッキー誕生日おめでとうございます
どうかどうか、、、
幸多き一年となりますように心から願っております
 
 
ベルママばりに「分かっちゃいるけど言っとくよ」で、お送りしました●
再度確認しますが、槇原敬之氏の誕生日は明日5月18日です。笑
 
 
そんでもって「槇原敬之のこの曲を聴いてくれ」、今回で24曲目です。
私的には「よく続いているなぁ」と感心している次第です●爆
もしかしたらブログタイトルをこっちにした方がいいのかもしれません…
 
本日は、ワタクシたんぽぽ毛の槇原敬之BEST10に入る1曲(入る入る詐欺●)
 
『彗星』
 
2000年11月29日発売、通算10枚目のアルバム「太陽」に収録されております。
1曲目を飾るナンバーとなっております。
1999年8月26日を境に、表舞台から姿を消したマキハラ先生でしたが、
このアルバムはその翌年の発売になります。
奇しくもデビュー10周年のメモリアルYEARでしたね。
このアルバムが復帰作となりました。
 
当初、このアルバムタイトル「太陽」ではなくて「彗星」だった、、、
という話はマニアの人々の間では有名な話ですかね。
 
先ほども書きましたが、ワタクシゴトですが本当に好き、この曲。
前回逮捕後(この表現が本当に悲しいのですが)、
復帰を待ち望んでいたファンがたくさんおりました。
全てのCDショップから「槇原敬之」の文字は消え、CDも回収されました。
以前にもこのブログ内で書いた記憶がありますが、
あの時の「喪失感」たるや…現実と心が全く追いつかないままの空白の日々。
 
そんな中、このアルバムは粛々と静かに発売となりました。
発売日に購入したはいいですが、しばらく聴けなかったことを今でも思い出します。
やっとの気持ちでCDプレーヤーのボタンを押して、
最初に流れてきたのがこの「彗星」です。
 
静かなピアノの音と、優しいメロディ、
そして紛れもない待ち望んでいたマキハラ先生の声。
 
もう何と言ったらいいか、、、
 
泣いたわー
 
その時の思い入れも強いのか、先ほどから再三書いていますが本当に好きな曲。
 
本当にこのアルバムの1曲目は「この曲しかないよね」って思います。
ザワザワして、モヤモヤとした心が、
この曲のイントロを聴くだけでスーっと洗われる感じ。
復帰後初のアルバムの1曲目、マキハラ先生の静かな決意表明のようです。
 
 
あの桟橋から首を突き出して 訳もなく2人でながめていた
汚れていて 止まって見える あの川は確かに流れていた
 
そんな風に僕らが いくら抗っても
仕方ない程 時は流れ
今日も誰かが星になって 誰かが生まれて来る
 
だから僕はもう
あまねく風に
わざと背を向けたりしたくない
君も同じ事をしろとは言わないけど
僕はそれを勧めよう
 
1コーラス目の歌詞です。
「一見止まっているように見える川でも確かに流れている」
時の流れは誰一人として待ってはくれないし、
でも誰にでも同様に流れていくということが、
マキハラ先生の苦悩かつ、逆にそれが救いのような感じだったんだろうなぁ、と。
そこからの「わざと背を向けたりしたくない」と続きます。
恐らく、復帰までの間やそれ以前は
「背を向けてしまうことも多かった」のではないでしょうか。
マキハラ先生、この復帰までの間に仏教の教えみたいなのを学んでいますよね?
そこにも何だか繋がっているんでしょうかね、輪廻転生的な。
そういう精神的な深いところまで考えさせられる歌詞です。
 
そして、思わず正座をしながら聴き入ってしまうのです。
 
あの夜君はずっとあきらめきれずに
後ろ歩きで探した流れ星
腕を引く僕にうれしそうな声で
見えたよってっ笑ったことをおぼえてるかい
 
そんな風に僕等が いくらあきらめても
溢れる様に奇跡は起こり続ける
今日も誰かが星になって
誰かが生まれ来る様に
 
だから僕はもう
あまねく風に
わざと背をむけたりしたくない
君も同じことをしろとは言わないけど
僕はそれを勧めよう
 
2コーラスサビは1コーラス同様の繰り返しとなっておりますね。
マキハラ先生の曲のサビって、
あまり同様のフレーズを繰り返すものは割と少ない気がします。
繰りかえす時というのは、「伝えたい思い」が強い時なのかな、と勝手に思っています。
そしてこの2番の歌い出しの歌詞が好きで好きで、、、
1番でもそうですが、その情景がショート映画のような感じで浮かんできます。
この歌では登場人物は「僕」と「君」ですね。
このアルバムのタイトル曲「太陽」(こちらも名曲なのでいずれ…)の「僕」は、
「孤独」なイメージなんですよね。歌詞に「僕」しか出てこないというのもありますが。
ただ、そのことでマキハラ先生の思いがかなり強い気がして、、、
この「彗星」に関しては「君」が登場することで、
 
一人じゃないんだ
 
という安心感が加わって、それがまた曲全体を優しく包んでいる気がします。
 
そんでもって、最強の大サビ(言い方●)、
 
次の流れ星を合図に
渡り鳥は 冬を飛び立つよ
僕らはもう少しこの嵐の中で 
静かに強くなろう
 
 
あーーーーー
もうーーーー
ダメだーーーーー
好きすぎるーーーーー
 
「僕らはもう少しこの嵐の中で 静かに強くなろう」ですよ?
思わず2回書いてしまいます、、、いや、何回だって書きますよっ!!
 
 
だから僕はもう
あまねく風に
わざと背を向けたりしないだろう
君も同じことを思っていれば
それぞれに幸せは来る 
 
必ず来る
 
これ、最後1行、歌詞カードでは改行改行で、最後にどーん!とかつ静かに…
あくまで「静かに」なんです。
大きな主張をせず、ただしっかりと地に足を着けて立っている。
季節感とかヒトの肌感とかまで伝わってくるような表現力。
この大サビ、本当に好きよ~😭
額に入れておくかね。。。
 
この曲のすごく好きなところは、
この控えめだけど、力強い決意表明なんですよね。
周りのことは気にせず、それぞれが信じる道を、ただひたすら進んでいく。
そして、決して奢らずただ静かに、、、でも「心は強く」持つということ。
そうすれば「幸せは必ず来る」と…一つの信念のような1曲です。
 
時代や人は変化して、それぞれに変わっていくことが多い。
ただ、それでも変わらないものっていうのは必ずあると…
自分はそう信じたい、というマキハラ先生の思いがビシビシ伝わってきます。
 
 
あーーーーー
好きだーーーー
この曲も、この曲を作ったマキハラ先生も。
 
何か、本日若干壊れていますね(いつもデス●という声が…)
 
この曲が収録されているアルバム「太陽」
1曲目にこの「彗星」を選曲した人は誰ですか?
マキハラ先生ですか?
それとも「太陽をタイトルにしたら?」と助言したお友達ですか?
 
もう天才です。
 
先ほども書きましたが、
このアルバムの1曲目はこの曲しかないでしょ!!
 
メロディはバラード調で優しく、、、決して派手ではないんです。
そして優しいピアノの音とマキハラ先生の優しい声がもう…
 
完璧
 
以外の何ものでもないくらい、存在感を漂わせております。
「マッキー待っていたよーーー」と涙を流しながら聴いた人多数と信じてやみません。
 
はぁ、泣ける。
この曲がただのアルバム曲だけで終わっていいわけがないんです。
もっと世に出てもいい曲なので、どんどん出していきましょう!(どうやって?●爆)
 
 
そして、前回逮捕の際はCD等回収されてしまいましたが…
今回はどうなるのでしょうか。涙
公判が遅れているということもありますが、
前回は逮捕の時点で回収となりましたよね?違いましたか?
何だか色々なことを良いように捉えてしまうのですが…
 
僕らはもう少し この嵐の中で 静かに強くなろう
 
本日3回目です。
もう本当にこの言葉に尽きる。。。
 
「静かに強くなろう」って…
 
本当しびれる。
心臓グワッと掴まれる感じ。
マジでマキハラ先生、神様なんじゃないの?
 
 
この曲を知らない非マキハラ派の人達に、ぜひとも聴いてもらいたい1曲です。
いやしかしね、マキハラ先生相変わらずの名曲ばかりで収集がつきませんよ●
どうしてくれるんですか、チクショー!51歳おめでとうです。
 
 
音声配信はコチラでございます、、、
 
彗星

彗星

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