綿帽子の手帖 ~別館~

頼む!頼むから槇原敬之のこの神曲たちを聴いてくれっ!!

#64 君に会いに行く

気付けば明日は2020年の大晦日
本当にこの1年は一体何だったのか?と思うほど。
時の流れは早すぎるのですが、この1年は稀に見る記事数でした(これでも●)
 
昨年2019年1年間のトータル記事数は30件。
今年は今日までで80件です、、、
まぁ、それでも毎日upしている強者揃いのブログ業界(?)の中では、
本当に「少なすぎるでしょ」レベルではあるのですが、
ブログを開設し16年目、近年稀にみる記事数の多さに自分でも驚いております(これでも●)
(開設3年くらいまではほぼ毎日upしていたこともあったのですよ信じられないかもですが。苦笑)
 
一番の立役者(?)は「槇原敬之のこの曲を聴いてくれ」です。
この記事だけでこれまで63件、本日の記事を入れて64件です。
2020年2月13日の出来事は、何だか「つい先日のこと」のように思い出されますが。
その日から願いを込めて書き溜めてきました記事達、本日を含め64曲。
 
自分で言うのも何ですが「我ながら頑張った」と思っていますよ…(自分で褒めなきゃ誰が褒める●)
ただ、その記事全てをとりあえず要約すると、
 
マキハラ先生は神!!
 
の一言でまとめられてしまう、という単純さがあります●●●爆
 
2021年は2020年よりもパワーアップして…等と大口を叩くわけではありませぬ。
一歩一歩着実にマキハラ先生の曲達を引き続き愛でていければと思います。
 
地道にコツコツと、その日を待ちながら…
 
 
ということで、恐らく2020年最後の記事になると思います本日の1曲。
 
 
 
『君に会いに行く』
 作詞作曲編曲:槇原敬之
 
 
1993年10月31日発売の4枚目のアルバム「SELF PORTRAIT」の1曲目に収録されています。
もう27年前の作品となりますね。
色褪せない!!時代を感じさせない!!最高!!
 
もう、この曲は終始【幸福感】しかないです。
何だか「幸福感」と文字で表すと宗教臭くなってしまいますが(たんぽぽ毛は無宗教デス●)
「好きな人に会いに行く」という出来事を、
ドラマティックかつ、日常的なキリトリ風景と共に1曲に仕上げている様はまさに神!
そしてそれは1993年当時からも全く色褪せることなく今日まで続いているわけですね。。。
 
以前のどこかの記事で、「マキハラ先生のラブラブ曲」という表現をしたことがあると思いますが。
この曲もその中に入る1曲ではないかな?と思います。
メロディとかアレンジで分かりにくいのかもしれませんが、、、
よく聴くと「いや、めっちゃラブラブやん!」です、はい。
 
まぁ、マニアの皆様からしたら「よく聴かなくとも分かるわい!」という方も多いでしょう。
 
マキハラ先生の初期の歌(私の中では1990年~1996年あたりをさす)には、
この曲のような「キュン」とさせられるようなものが大変多く、そして大変好物でございます。
 
バラードで、終始とても静かで穏やかな1曲ですので、
就寝前に聴いてしまうと、そのまま寝てしまい、最後まで味わえないおそれは大です。
そして先ほども書きましたが、終始歌詞も「幸福感」に包まれており、精神浄化作用もあるわけです。
1993年ですので、マキハラ先生24歳の作品。
 
24歳ですでに悟りの境地か?!というほどの曲の仕上がり具合に、驚きです。
2020年最後ですが例に漏れず本日も「引用」させていただきます。爆
 
 
遠足の前の日が 確かこんな感じで
待ち合わせの時間より ずいぶん早く出掛けた
日曜日の電車は みんなやさしく見えて
どんなに混んでても おだやかに揺れている
 
いつでもねむってしまう僕に あの時夕焼け教えてくれた
 
そんな風に自分が 素敵と思うことを
わけてくれる君が 気が付けば好きでした
 
 
1コーラス目です。
 
日曜日におそらく恋人との待ち合わせ時間より、
早めに家を出て電車に乗っている歌の主人公僕が、君に思いを馳せているという情景です。
 
「好きな人に会いに行く」という出来事なんですが、
何なんでしょうね、マキハラ先生が言葉を紡ぐだけでこんなにも幸せな気持ちになるのか!!
「遠足の前の日」という歌い出し。
誰しも必ずや1度は経験したことがあるであろう
「ドキドキして眠れない」「楽しみすぎて眠れない」という幼き日の未成熟な気持ちを、
大人になっても「君に会いに行く前」はすごくドキドキして楽しみすぎて何だか落ち着かない、
という今の感情に重ねて、この歌の主人公僕の気持ちに投影させている、、、さすがか!!
 
そして…
「君に早く会いたくて」という言葉を使わずとも、
間接的に「早く会いたくてうずうずして居ても立っても居られない」状態を、
このたった2行に十分すぎるほど詰め込める表現力って、、、ホント何者?!
直接的な表現を使わずに、でも「うん分かる分かる、そんな気持ちだよねー」って、
聴いた人全ての共感をもぎ取ることができそうな、本当に最強の歌い出しですよ。
 
「日曜日の電車はみんなやさしく見える」という部分も、
実際に平日の電車の込み具合や時間帯が異なるっていう違いがあるとは言え、
やはり僕の気持ちに余裕があることで、そう感じることができるんだろなぁ、と。
このあたりも「幸福感」に包まれる所以なのかなぁ、と思います。
 
そして、結構な疑問ですが、
この曲もどこがサビだか分からず、、、爆
 
「いつでも~」からかなぁ、とは思っているのですがどうでしょうか?笑
 
このサビ部分は、
いつも電車に乗ると「寝てしまう」僕に対して、君の行為なわけですが。
今は一人で乗っている電車、君と一緒に乗っている時の電車。
二人でいる時のことを思い出すことで、より「早く会いたい」感を出していますよね。
 
そこからの、
「そんな風に自分が 素敵と思うことをわけてくれる君が 気が付けば好きでした」
 
 
いや最高か!!
この部分は説明などいらぬ!
本当に文字通りで、逆に何かごちゃごちゃとうんちくをかますと薄らいでしまうな●
 
あ、一つだけ。
「気が付けば好きでした」←この敬語がたまらんですよ。
 
 
もう27年前から本当に根っこの部分は変わらないですよねぇ、とホッとします。
相手のことを思いやる気持ちが、この部分に凝縮されているんですよね。
「キレイな夕焼け」に気付き、
その感動を相手に言葉で伝える大切さ。。。
夕焼けに限らずに、君は常にそういうスタンスをお持ちの方なんでしょうね。ステキです。
 
 
デパートの1階で 何気なく歩いてたら
君の香り見つけて 何だかてれしまった
一人の時はきっと 気にしなかったことが 
今の僕に触れてくる これがきっと恋だろう
 
こんなにたくさんの人の中で 僕だけ見つけて君がほほえむ
 
今までいろいろとあったけど
君に会えるためなら いいと思った
 
君が想っているのと 同じぐらい 好きです
 
 
1→2コーラスへの流れ。
もうまた最高のAメロ。
 
この2コーラス目の歌い出し、結構皆様経験があるかと思います。
こんなワタクシでも経験ありますから。
「嗅覚」というのは記憶と結びつきやすい、というか、
やはりそこに感情が伴うとさらにですよね、それが良い意味でも悪い意味でも。
 
一人だけだったら、きっと気付かなかったであろうことが、
君と一緒にいることで考え方やモノの見方、さらに今まで自分にはなかったような感情。
それら全てが変化して、「君のことが好きだなぁ・・・」って。
(このあたりは、2001年発売の「桃」にも通じますよね)
 
 
もうぅぅぅぅぅぅっぅぅ 最高か!!
 
 
めっちゃラブラブですやん!!(何故に関西弁なのか●)
 
そして、君も僕と同じ気持ち、ということを全く疑っていないですよね。
あ、いいんですよ。
恋愛関係というのは、お互いの信頼関係がとても大切だと思いますので。
それくらいこの二人は思い合っているのだろう、と。
自分も相手のことが好きだし、きっと相手も分のことが好きでたまらないだろうと。
 
最後のフレーズ
「君が想っているのと同じくらい好きです」
 
これは、よほどの自信がなければ言えない台詞でございます。爆
そしてまたまた敬語でごちそう様です、という感じです
 
君と僕の関係性が非常に安定していて、聴いていて終始幸福感に包まれるのは、そのせいかな。
付き合い立てなのか、だいぶ成熟した二人なのか、はたまた恋人未満なのか。
どの立場でもいいのですが、どれにしてもとても心穏やかに聴ける1曲です。
 
二人の関係性が愛情や信頼という絆で強固に結ばれており、
でもそれに関してどちらか片方の気持ちが奢っているわけではなく、
あくまで対等な関係で、もちろん好き合っていて…
私にも遥か昔に”青春時代”と呼ばれる時期がありました(本当にあったかな?●)
 
自分が想っている相手が、同じ気持ちで自分のことを想っている
 
めっちゃ素敵じゃないですか?
憧れるし、当時山ほどキュンキュンしました。
 
そして27年経った今改めて聴いても、やはりキュンキュンします。
 
「好きです」
 
という、直接的な表現をするマキハラ先生も結構珍しいかな、とも思います。
比喩的な表現も素敵ですが、ズバリの直球も恋の矢で射抜かれた感じで、腰砕けです。
 
マニアの皆様、、、
おそらくこのマキハラ先生の敬語部分を自分に置き換えて妄想ライフだったことでしょう。
 
 
私は一応生物学上は「女」なんですけども、
女性目線でマキハラ先生の歌にキュンキュンしておりますが。
これ、男性はどう感じるのだろうか。。。
男性目線の「僕」の視点で同じようにドキドキしたりすのだろうか…興味はあります。
 
糖度マシマシの1曲ですが、
砂糖吐くほどの直接的な甘さではなく、じわりじわりと染みてくるような甘さ。
でも二人の絆は強く、ごちそう様です、といった感じでございますね。
 
例えば、マキハラ先生のライブが翌日にあるような日。
まさにこの曲の「僕」に自己投影し、
「これから会える」というワクワク感と幸福感で過ごした夜。
あのときめきというか、気持ちの高ぶりって結局何歳になっても変わらないもので。
 
思い続けた人に会える、というあの幸せな気持ちは、
これからきっとマキハラ先生が生きてさえいてくれれば希望はあるはず。
今年は特に新型コロナウィルスのこともあって、
どちらにしても結局30周年ライブは難しかっただろうな、と思う反面。
それで何とか自分の気持ちを落ち着けよう、と自己防衛している気もして。
 
新型コロナに関係なく、間違いなく2020年はマキハラファンにとっての変革年。
数年後にこの1年を振り返った時に、自分はどんな気持ちでいるのかな、とか。
まだまだ出口の見えない暗いトンネルの中をさまよっている感じはあります。
我々ファンだけでは、世間は許してくれないようなことをしてしまいましたのでね。
 
ただ、ワタクシも一ファン(ファソ●)として、
これまでのマキハラ先生はもちろんですが、
これからのマキハラ先生も変わらず応援したいですし、待ち続けたいと思います。
 
「君に会いに行く」、、、
 
いつかこの歌の僕のように、
また「好きですーーー!!!」と伝えられる日が来ることを祈りつつ。
ドキドキして前の晩、、、
いやその日が決まった日からドキドキして眠れなくなるような日がくることを祈りつつ。
 
そんな高揚感や幸福感に包まれた日が来ることを、静かに祈り待ちたいと思います。
 
 
 
 
2020年ブログ納めですが、
拙くも、変態的思考のこの辺境ブログに辿り着き、読んでくださった全ての皆様に感謝致します。
 
本当にありがとうございました。
 
ワタクシのこの思いが尽きるまで(そんなことがあるのだろうか●爆)、
来年も細々と続けていく所存でございます。よろしくお願い申し上げます。。。
 
 
 
君に会いに行く

君に会いに行く

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