綿帽子の手帖 ~別館~

頼む!頼むから槇原敬之のこの神曲たちを聴いてくれっ!!

#151 猫がふんじゃった

あんまり信じられないですが、
今年のシルバーウィークって最大で9連休の人とかいるのでしょうか?
私はカレンダーどおりなので、前半3連休、後半3連休といった感じです。
お休みもらえているだけありがたいと思わなければ…ありがとうございます。
 
世界的にはCOVID-19は終息に向かうとか向かわないとか…
そんな噂を聞いたような気がするんですけども、まだまだ現場は混沌としているのですよね。涙
新型コロナ該当病棟の看護師さんが先日嘆いていました…
「私達、夏休みも保留になっているんです」って…
職員の間でも感染者が蔓延してくると
患者さんの人数に対して、看護師の数って必ず決まっているみたいなので、
それが崩れないように、スタッフ総出らしいのですよね。
師長さんなんて休みのはずの日でもお見掛けすることがあるので、
書類上はお休み計上していても、たぶん7月後半あたりから休んでないんじゃないの?って思う。
 
私には何もできないけど、
最前線の人々はまだまだ厳しい状況だよ、っていうのを発信することはできますよね。
おそらく、そういう人達が日本中にはまだまだ溢れているんだろうなぁ、という事実。
ほんの少しでもいいので、頭の隅に置いといてもらえると医療人の端くれとしては嬉しいのです。
 
 
そんな偉そうなことを言っておきながら、
私はお休み中なので矛盾しているといえばそうなんですけどもね●爆
 
現在わけあって、実家帰省中です。
ただ、台風14号も迫ってきている状況ではあるので、無事に本土に戻れるかはヒヤヒヤもんです。
 
 
そして、本日も愛すべき槇原敬之氏の世界を愛でます。
実家に帰るとよく眠れるよね、ってことで選曲しました。。。
 
 
 
 
 
 
 
『猫がふんじゃった』
 
作詞作曲:槇原敬之  編曲:マイケル・ギブス 槇原敬之
 
1993年10月31日に発売された4枚目のオリジナルアルバム「SELF PORTRAIT」ラストを飾る1曲です。
これまでも何回か書いてきましたが槇原敬之アイドル全盛期』ですね。
あ、何かの拍子でこのブログを見つけてしまい、
初めて読んでくださっている方に勘違いされないように言っておきますが。
 
槇原敬之氏はアイドルではありません、
れっきとしたシンガーソングライターです。
 
ただ、この時期は音楽雑誌の表紙をばんばん飾り、音楽業界を席巻しておりました。
それが「アイドル雑誌かよ?」って感じでたくさんもてはやされていたので、
私が勝手に「アイドル全盛期時代」と言っているだけです。
マニアの皆様の中でも、
この表現に否定的な人もいらっしゃるかと思いますのであくまでワタクシの主観です。
 
いやだって…天使の羽つけてるんですよ?そりゃアイドルだろうよwww
 
歌詞カードの中では "前髪アリの天使槇原敬之" が本当に天から舞い降りた人に見えて。
カッコいいというよりは「可愛い可愛い可愛い」とクソデカ感情が爆発するのであります。
 
 
今は、ドラミちゃん(通称よどみ)という猫を飼っているマキハラ先生ですが、
この曲を書いている当時、マキハラ先生は猫を飼っておりません。
どちらかというと、犬の人、というイメージがあったので驚いた記憶があります。
当時の話だったかで、
この曲は編曲者が日本人ではないのですが、NYでレコーディングされています。
静かなジャズっぽい感じのアレンジですが、
オーケストラっぽい音と、そしてピアノの音も印象的で。
 
「鍵盤の上を走る指が猫が歩いているみたい」
 
と、マキハラ先生は表現されていて、とても素敵だなぁ、思います。
ゆったりとした1曲に仕上がっていて、思わず眠くなる(言い方)のです…
 
 
ということで、さっそくいつもの全歌詞引用です。
曲の構成としては、
1コーラス→Cメロ→大サビ という感じでしょうか。
 
 
 
 
僕が帰ってきたのに 気付いた猫が
眠る君の横顔 ふんづけてやってきた
笑い声ころしながら 今日はついてなかったと
首をかしげる猫に 話すともう救われてる
 
ごめんよ 待ちくたびれたんだねえ
みけんにしわをよせて 寝息を立ててる
少しのびたひげが あたって起こさないように
君の額にそっとKISSをした
 
 
毛布に僕ももぐりこんだら
一瞬目をさまして 僕の胸に手をのせる
 
とてもいい映画を 見たような気持ちで今日が
毛布にくるまって 終わってゆく
 
僕もねむる 君もねむる 猫もねむる
 
 
 
 
 
ここで、、、いいですか?いいですね?
はいっ!せーのっ!!
 
 
 
あま~いぃぃぃぃぃぃ
 
 
 
 
なんじゃこのデロ甘ソングは…(怒)
マキハラ先生、いかんですよこんな全身砂糖まみれになってしまいます。
過去には『砂糖吐くほどデロ甘ソング選手権』にも出場をはたした1曲です。
 
砂糖吐くっていうか、
身体中に砂糖塗りたくって、それでも足りん!ってくらい甘いのよ(意味不明●)
 
 
恐らく、歌の主人公僕は、猫と君と3人で暮らしていて…
夜遅く疲れて帰ってきた僕の日常を切り取った1曲なんですよね。
実際、猫を飼っていなかったマキハラ先生ですが、
何ともリアリティがある歌詞運びで、、、そのあたりは
 
 
 
 
 
さすがですねっ
(言い飽きるくらい言ってるわ●)
 
 
 
 
 
という一言なんですが。
 
まずは、、、
「今日はついてなかった」と猫に話しかける僕が可愛すぎる件について徹底討論しますか?
時間的には真夜中のような気がしてますが、
夜中の独特な静寂さの雰囲気もすごく上手に表現されているのと、
でも歌詞は少しコミカルな感じで、思わずクスリと笑ってしまうという。
 
あとは、曲調に合わせてゆったりと甘く歌い上げるマキハラ先生の声がたまらんのよ。
 
 
昔、猫を飼っていたことがあるんですけども、
当時のうちの猫は、
一緒に布団に入るというよりも、
布団や毛布の上に乗っかってくる、という感じ。
それが少しの重みがあるんですけども、何というか飼っている身としては
幸せな重みで全然わずらわしくないんですよね、そんな感じも上手に表現されているのがすごい。
 
実際飼っているわけではなく、人から聞いたりとかしてこの歌詞書いたんだと思いますけども。
 
 
マジ槇原敬之の想像(創造)力 半端ねぇな!!
 
 
そして、1コーラスの恐らくBメロ~サビ?部分、、、いまいち分からぬ●
 
寝ている君の額にそっとキスをする描写
 
はい、あまいー-----
 
愛おしさ全開で良きですね。
 
 
 
みけんにしわをよせて
 
 
に関しても、君もだいぶ僕のことを待っていた、ということを表していますよね?
そんな相思相愛的なラブラブご馳走様的な状況。
そこに、猫が良いスパイスとして出てくるから、すごく上手いことまとまっていますよね。
甘々すぎる日常の情景だけど、
それだけじゃなくて、嫌味っぽくないスパイスでピリッとしめている感じ。
 
そして、おそらくCメロ(なのか?)、、、
 
 
 
毛布に僕ももぐりこんだら
一瞬目をさまして 僕の胸に手をのせる
 
 
 
ここっ!!好きっ!!
あくまで特別なことではなくて、日常のキリトリという感じがたまらない。
僕と君にとっては通常運転のような状況。
毛布にもぐりこむのは、きっと君と同じ毛布だと思いますし、
そんな自分の毛布にもぐりこんできても腹を立てずに、
いつものことのように安心して、僕の胸に手をのせる君。。。
 
 
 
このやり取りが甘すぎて、
もうどうにでもして、、、って感じで。
 
 
 
ギャーっ!!って感じで枕バフバフ状態なんですけども、私だけ?
 
 
 
 
そして、「今日はついてなかった」と猫にぼやいていた僕ですが、
いい映画を見たような、、、それはきっとすごく幸せな気持ちで眠りにつく…
 
 
この流れ。
 
 
 
マジでごちそうさまですっ(合掌)
 
 
 
君と、何より猫に癒された僕の今日が終わっていくのです。
 
 
僕もねむる 君もねむる 猫もねむる
 
 
すごい余韻のお化けですけど…
 
 
何かついていないことや、
自分にとって腑に落ちないことが起こったり、
何となくイヤな気持ちになってしまう日って、人間だものありますよね。
 
そんな日でも、気持ちの切り替えと同時に、
そこにその気持ちを癒してくれる存在がいることの幸せ、ですよね。
他の人から見たら平凡なことだったり、
「え?そんなことで?」と言われようが、自分がどう思うかが大切ですもの。
 
 
 
何気ない日常の中に極上の幸福が眠っている
 
 
 
もう多幸感溢れるこの1曲、、、ぜひとも今宵のお供にいかがでしょうか^^
 
 
最後に、タイトル「猫がふんじゃった」も、マキハラ先生のセンスが光っていますね
 
猫がふんじゃった

猫がふんじゃった

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