綿帽子の手帖 ~別館~

頼む!頼むから槇原敬之のこの神曲たちを聴いてくれっ!!

#171 1秒前の君にはもう2度と会えない

2024年に入り、ブログの更新が順調ですねん。
もちろん順調というのは「週1回」ですがナニカ?●
 
昨年1年間で更新できた「槇原敬之のこの曲を聴いてくれ」は8件。
今年は本日で5件目ですっ!!
幸先よく飛ばしておりますが、この情熱がいつまで続くのだろうか、、、という。爆
 
2月も半ばを過ぎまして、
暗黒の1~3月期間も半分が終わったわけなんですが…
 
ここからなんだよなぁ。。。(涙
 
つい先日も、今年度中に提出しなければならない文書関連が1件増えたのです。
一つ終わったと思ったらまた次の問題が、、、
泣きたいですが、槇原敬之を糧に槇原敬之を噛みしめながら槇原敬之になって頑張ります(?)
ん?最後おかしなこと言っていますが気のせいですきっと。
 
SNSに関しては、自分自身が呟くのみなので盛り上がりのほどは分かりませんが、
そろっとツアー選曲予想なるものが出てくるんでしょうかな。
私は毎回ツアー前はあまり情報を入れないようにしておりますので、
何か見当違いのこと言っていても、生温かくスルーでお願い致します。。。
 
 
 
ということで、本日もお願いします。
 
槇原敬之のこの曲を聴いてくれーーー!!」
頼むよ、お願いだから聴いてくれ!一回聴けば分かるから!ね?ね?お願い聴いてください。
 
おい、聴けと言っているだろうが、、、
大変大変!!
槇原敬之ガチ勢限界ヲタクが、過激派になってしまいそうな勢いですのでさっそく始めます●
 
 
 
 
『1秒前の君にはもう2度と会えない』
 
 作詞作曲編曲:槇原敬之
 
2001年4月25日に発売された23枚目のシングル「桃」カップリング曲です。
その後、同年11月21日発売の11枚目のアルバム「Hom Sweet Home」には
アルバムバージョンとして収録されております。
 
ちなみにシングル「桃」は、
1回目のディープインパクト●後、初のシングルCDとなっております。
前年2000年11月にアルバム「太陽」にて復活をとげたマキハラ先生でしたが、
その時はほぼ本人様の映像や画像的なものは出なかった(歌詞カードにわずか程度)のに対し、
こちらのシングル「桃」はしっかりPVも作製されております、モヤがかかったあのPV。苦笑
しかも初回プレス版には6曲も収録されていますからね。
最近あまり聴かなくなった単語ですが「ミニアルバムかな?」って感じでした。苦笑
 
そしてそして、
ここ何件かの記事では「シングルバージョン」「アルバムバージョン」が存在する曲が続いておりますが
この曲もそうですし、私は「オリジナルバージョン至上主義」とか言っておりますが、
こちらの「1秒前の君にはもう2度と会えない」に関しては、、、
 
 
断然 アルバムバージョン が好みです(別に聞いてねーけどな●)
 
 
理由がちゃんとあります。
私、これまでも再三書いてきましたが、
 
 
 
槇原敬之氏の曲中に響き渡る 鐘の音 3度の飯より大好物
 
 
 
な、部族なんですよね(時に過激化するそうです●)
 
 
この「1秒前の君にはもう2度と会えない」に関しては、
シングルバージョンには鐘の音は入っておりません(たぶん)
そして、アルバムバージョンにはしっかり鐘の音が入るんですよね。
 
 
 
え?たんぽぽ毛さんそんなことで?
 
 
 
と、思われた通りすがりのそこのマキハラマニア様!
そうなんですよね、私にとってはそれくらい重要事項なのですよね(過激派だからね…爆)
 
 
ちなみに、過去にはこんなこともしております。。。(再放送●)

曲中に鐘の音が響く歌を集めて開催した「鐘の音選手権」です。
お時間あればどうぞ。
 
 
マキハラ先生のオリジナル楽曲は280曲近く存在しますが、
私が確認した中だとそのうちの50曲弱に鐘の音が響いております。
もう少し多いかな?と思ったりするので、
私が聞き逃しているだけかもしれませんが、実はそんなに多くはないということが分かりますね。
 
 
 
いやしかしね、マキハラ先生ね、
シングルで入っていなかった鐘の音をアルバムで入れてくるなんて…
 
 
そして、、、
 
 
 
 
 
 
歌い直していますね???
 
 
 
 
 
 
ですよね?ですよね?ですよね?(…圧)
これはかなりのレアケースなのではなかろうか?と思いますがどうですか?
だいたいシングルバージョンでもアルバムバージョンでも、
アレンジは変わるけど、歌い方まで変わるとかなかなかないですよね???
 
 
本日の「1秒前の君にはもう2度と会えない」のシングルバージョンはシンプルに、
そしてアルバムバージョンは、
その歌の世界観がより壮大かつドラマティックになっているかと…
 
鐘の音大好き過激派部族としてはそう感じてしまうのですよね。
 
 
 
 
ということで、歌詞は各自でご確認願います(。>人<)
 
 
 
 
 
・・・。
 
 
 
 
 
あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁ~!!(うるさい●)
 
 
 
 
 
お気付きでしょうか?
 
 
 
この曲、、、
喧嘩をした恋人(おそらく)に謝ろうとする
僕のほんの数秒間の歌なんですよね。。。
 
 
 
 
マキハラ先生は、
何というか日常の何気ない場面のキリトリが天才的に神がかっていることで有名ですが、
 
恐らく恋人である君と喧嘩をしてしまった僕。
そんな君のことが気になって跡をつけていた僕。
目で追っていた僕が、
人混みの中に一瞬の間に君のことを見失ってしまった。
 
 
そこからの僕の想いがひたすら1曲で歌われております。。。
 
 
その場面の情景描写も相変わらず素晴らしいですし、
さらに、本当にそんなわずかなそれこそ1秒とかの「刹那」を表現している歌。
 
 
 
 
 
え?天才なの?(いつものやーつ●)
 
 
 
 
 
 
そんな刹那的な一瞬の感情を、
こんなドラマティックな神曲に仕上げるなんて神としか言えんだろ!!
 
 
 
サビ部分。
 
息を切らせているわけは
君を見失わないように
あわてて走ったからだよ
だってごめんという一言を
伝えたいと思ったときに
必ず君がいるとは限らないだろ
 
 
この歌詞は1/2コーラス、さらに大サビで同様に繰り返されます。
 
 
つまり、マキハラ先生の言いたいこと200%詰まっている部分。
がっつりストレートに響く主人公僕の想い。
 
 
 
君のことを追っていたということは、
喧嘩してしまったことを後悔していて、
謝ろうと思っていたけどその機会を伺っていたことが想定されますよね。
 
でも一瞬で見失ってしまった、、、
そこから、永遠に君を失うことの恐怖 が僕を襲ったわけなんですよね。
 
 
その心情が歌詞もそうなんですが、
メロディとかアレンジとか、そして歌い方(特にアルバムバージョン!)に重なって。
緊迫感や、悲壮感や、切迫感など諸々の感情も入り混じりながら。
この曲はそんな僕のほんの数秒間を表現しているとは思いますが、
 
僕にとっては、そんな一瞬の時間が「永遠」と感じられるほど長いのだろうな、とも思えるのです。
 
 
後から振り返ったり、気持ちが落ち着いた時に改めて思い返すと
実は何でもないことだったり、あんなに心配しなくてもよかったんだよなぁ、と、
時に人は思ってしまうことがありますよね、というかそういうことの方が多いような気もします。
 
 
ただ、その瞬間、それこそ刹那(この言葉が好きです^^)に感じたことというのは、
その短い時間の中を「精一杯生きている」という証でもありますからね。
というか、そういう一瞬一瞬の時間の積み重ねで日々は過ぎていくわけですが、
それを忘れてしまいがちです、私なんて特に。
その時間は永遠に戻って来ない、
過ぎ去った時間はもう戻ることはない、ということを
実は分かっているようで分かっていないのかもしれないですよね。
 
 
 
「1秒前の君にはもう2度と会えない」、まずこの曲タイトルです。
 
さきほどからも書いておりますが、
こんな一瞬の感情を1曲にしてしまう槇原敬之がいわずもがな神なのですが…
このタイトルセンス。
マキハラ先生は昔から「曲のタイトルをつけるのが苦手」と話されていますが。
十分聴き手には伝わってきますし、センスあると思ってしまうのは私が過激派だからデスカ?
 
ちなみに先ほどから度々登場する「刹那」という言葉は仏教用語で時間を表す最小単位だそうです。
マキハラ先生は1度目のディープインパクト●後に仏教の教えを学んだ、と話されていましたよね。
その一瞬一瞬の時間を大切に、そして重いことと受け止められているのかな、とも思います。
 
 
一瞬の短い時間であっても、
その瞬間だけを充実させながら生きていくこと、そしてそれを大切にすることが、
日々の生き方となり、それが人生となっていくわけですよね。
 
 
それがこのサビ部分で伝わってくるので、マキハラ先生の叫びと捉えます。。。
 
 
 
 
そして2コーラスです。
もう圧巻の言葉が紡がれております。
 
 
家族であっても友達でも恋人でも
元々同じ人間なんておらず、「異なる個々の人間」であるということ。
自分はこうだから、と思っていることが
当然他の人も同様に思っているとは限らないわけなんですよね。
 
それも普段、分かっているようで実は分かっていない。
 
 
私はこう思う、でもアナタは違うの?
 
 
って、他人の想いを全て理解することができないからこそ、
そこからコミュニケーション、想いを伝え合うことが大切なんですもんね。
異なる想いの人間同士が一緒にいることなんて、努力以外の何ものでもないだろうし、
でもそれが重荷や負担やストレスになってしまったら一緒にいる意味はないわけですし。
 
それをお互いの想いを分け合いながら、
時には想いを擦り合わせ、
時にはぶつかり合い、でも最後には分かり合うことができる関係性が素敵ですよね。
 
 
2コーラスBメロ、、、
 
形のない想い振りかざしながら
正しいとか間違ってるとか
そんなあてのない事で言い争う内に
大事なことを無くすのはいやだから
 
 
 
 
もうさ…何?槇原敬之、、、悟り開いた???
 
 
 
この部分、めっちゃ好きです。
こんな言葉紡げるのは槇原敬之だけだろ???(Noとは言わせぬ●だって過激派だから…)
 
 
 
 
 
物理的に君を見失ってしまい、
刹那に様々な想いが巡ってきて思わず駆け出した僕。
心の距離である君が僕に向けてくれているであろう想いまでも見失ってしまわないように。
 
そう、僕は走るのです。
走って走って君を探し追いかけるのです。。。
 
 
 
その情景がさぁ、、、本当にドラマティックなんだよなぁ…
 
 
 
 
シングルバージョンより、よりドラマティックな様相のアルバムバージョンが本当にオススメです。
 
 
 
 
 
この曲は伝えてくれますよね、
後悔しないように、伝えたい人にはちゃんと想いを伝えておかなければならないということを。
 
あとでいいかな?とか、
今度会った時でいいかな?とか、
言わなくても分かってくれているかな?とか、
それは自分自身の傲慢さだけであって、
その時感じていることを大切な人に伝えておくことの大切さ。。。
 
あとがなかったら?
もう二度と会えなかったら?
言わなくちゃ分からないことだらけだったら?
 
逆説的に考えるとおのずと答えは導き出されますよね(涙
 
でも、日々の生活の中でそれをやっぱり忘れてしまいがち。
いや忘れているわけではないんですよね、きっと。
「言わなくちゃ…」という想いはある、
 
 
でも次がある
 
 
という思いもどこかにあるんですよね。
そんな確証はどこにもないのにね、、、人間て不思議です。
 
あの時ああしておけばよかった、こうしておけばよかった、、、
後から考えられることはたくさん出てくるのに、その瞬間はその想い達はどこかへ行ってしまう。
 
 
 
自分自身だってそうですよね、
それこそこの曲のように、
 
1秒前の自分自身はもう過ぎ去った時間の中でもう2度と戻ってこないわけなんです。
 
 
 
マキハラ先生の神曲を通し、
色々と考えさせられることは日々多いです。
これほどまでにマニアを虜にする槇原敬之が神の域なんですが…
 
 
 
今日やれることは今日やって、今を精一杯生きていくことが大切だなぁ、と
この歌を聴くたびに、本当に考えさせられる神曲です。
 
 
 
 
こんな一瞬の感情のキリトリを1曲にしてしまう槇原敬之が好きすぎる…
そしてこんな一瞬のキリトリだけども、
一遍の短編映画とかにしてみてはどうだろうか???
 
 
この曲は、ラスト、
僕が君に会えたかどうかまでは歌われておりません。
私は無事に君を見つけて仲直りしてくれていることを祈るのですが、
もちろんその短編映画のラストもそれでお願いしたいっ!!
 
シングルバージョンだと後奏がすごく短いのですが、
アルバムバージョンだと長めとなるので、その余韻というか余白があるんですよね。
 
 
ぜひともシングルとアルバムで聴き比べてみても面白いのと、
少し感じ方も変わってきますので、オススメです、、、槇原敬之すげぇな?!